集刊 TOMのコラム渓流に遊ぶ


丸竹フライロッド・テンカラ竹竿を作る その2

【2号】
3番7尺5寸3本印籠継ぎ ミディアム
(穂先2-5・2番5-7・手元7-9ミリ)
ソリッドグラス穂先を削って印籠芯に。
グリップは糸巻きして漆掛け。
切り組みするとき、印籠芯の長さを考えていなかったので、
3本の寸法がばらばらになってしまいました。あらまあ。

 ソリッドグラス穂先は、先端1ミリ・長さ90センチの物がテーパーが緩やかで使いやすいです。継ぎがきつくて入りにくいときは、すげ込みの先端・中間・根元に個々に蝋を塗って、差し込んでみます。スルッと入るようなった場所が当たっているので、すげ口のその箇所を削ります。また削り過ぎてガタが出たときには、すげ込みに漆を塗ってそれを差し込み、すげ口の内側に漆をまわして薄い部分を埋めます。

【3号】
4番7尺5本印籠継ぎ ファスト
(穂先2-4・2番4-5.5・3番5.5-7・4番7-8・手元8-9ミリ)
グリップは1ミリ厚のコルクシート巻き。ファストなので、
もう少しティップよりにガイドを寄せた方が良いのですが、
口巻き部分が多くて断念。もちろん口巻きの上に
ガイドをつけてもいいのですが、
見た目がぼっこりするのでやめました。

【4号】
2番7尺4本印籠継ぎ スロー
(穂先2-4・2番4-5・3番5-6・手元6-7ミリ)
胴が弱かったので、
ミドルからバットにかけて胴巻きしてみました。
(2009/7/20)

【1号改】
3番6尺9寸3本印籠継ぎ ミディアム
(穂先2-5・2番5-7・手元7-8ミリ)
金属フェルールをグラス印籠に改装。
ミディアムテーパー・ミディアムアクションで
渓流ではいちばん使いやすいです。

【5号】
3番7尺4本印籠継ぎ スロー
(穂先2-4・2番4-6・3番6-7・手元7-8ミリ)
1号よりスローテーパーにしてみましたが
バットが心もとないので胴巻きしました。
口巻きは2色塗りです。

【6号】
7-8番8尺3本印籠継ぎ ファスト・ミディアム
(穂先3(4)-7・2番7-9・手元9-11ミリ 150グラム)
グリップ、スクリューリールシートは既製品を使用。
エクステンションバットがつきます。
口巻き塗りは金粉蒔き。
鱒用には先端3ミリの穂先、鯉用には4ミリを用意しました。
立ち枯れの古竹を使ったのでだいぶ硬くなりました。

【7号】
4番7尺5寸布袋竹3本印籠継ぎ ファスト
(穂先2-5・2番5-7・手元7-10ミリ)
グリップは自在コルク粘土に糸巻きして漆掛け。
口巻き塗りには螺鈿粉を蒔きました。
穂先が細かったので糸巻きして補強しました。
(2010/10/5)

【和式毛鉤(テンカラ)1号】
11尺3本印籠継ぎ ミディアム
(穂先1-6・2番6-10・手元10-13ミリ)
穂先は四方竹の接ぎ穂です。
印籠芯は竹にグラスソリッド挿入。
管理釣り場で大きめの魚をたくさん釣っても
へこたれないよう、頑丈に作ったので、
手元が太くなりました。
重量150グラム、ちょっと重いかも。

【和式毛鉤(テンカラ)2号】
10尺3本印籠継ぎ ミディアム
(穂先1-6・2番6-9・手元9-11ミリ)
段巻きしてみました。
1号より1尺短くしたところ、135グラムになりました。
釣友のところへ嫁に出しました。

【和式毛鉤(テンカラ)3号】
11尺3本印籠継ぎ ミディアム
(穂先1-6・2番6-9・手元9-12ミリ)
口巻きは螺鈿粉蒔き。
穂先は100円ショップで購入した毛糸編み棒を削って、
接ぎ穂にしました。胴は本漆で拭き漆に。
ムロがないので風呂場に水を打って乾かしました。
(2012/7/28)

【和式毛鉤(テンカラ)4号】
11尺3本布袋竹印籠継ぎ ミディアム
(穂先1-5.5・2番5.5-8.5・手元8.5-11.5ミリ)
布袋竹は粘りがあります。
乾燥が足りなかったのか節に小さなひび。
大きな割れにはならないと思いますが、様子を見ましょう。

【和式毛鉤(テンカラ)5号】
11尺3本布袋竹印籠継ぎ スロー
(穂先1-5・2番5-8・手元8-12ミリ)
螺鈿口巻き 本漆胴拭き
少し弱めの竿になりました。
釣友のところへ嫁に出しました。
(2014/11/22)

【和式毛鉤(テンカラ)6号】
11尺4本布袋竹印籠継ぎ ファスト
(穂先1-5・2番5-8・3番8-10・手元10-12ミリ)
4本継ぎにしたら少し重くなりました。
強くなり過ぎで、失敗作。

【8号】
3番7尺半4本印籠継ぎ ミディアム
(穂先2-4・2番4-6・3番6-7.5・手元7.5-9ミリ)
手元に模様のある素材を使いました。
(2016/10/14)

【和式毛鉤(テンカラ)7号】
10尺4本印籠継ぎ ミディアム
(穂先1-4.5・2番4.5-6.5・3番7-8.5・手元9-11.5ミリ)
軽くていい感じに出来上がりました。
(2023/10/20)


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